医師転職の事情:福岡

福岡は、医師の転職希望が集中する傾向は否めません。「九州」の中心ともいえる社会的機能は、そのまま医療にも反映されています。言わずと知れた九州大学のほか福岡大学、久留米大学、産業医科大学など、九州各地に医師派遣の実績を担ってきた大学医学部の本拠地であり、福岡が地元である医師のUターン転職もよく見られる事例です。医師の年俸も全国平均と大差なく、医師の紹介受け入れの実績から見ても東日本・西日本の大都市と近いことが窺われます。

しかし、九州他県(特に宮崎・大分など)に大学の医師引き上げが致命傷となる医療機関が少なくなく、特に医局に所属する医師は福岡への帰郷を目処無く先延ばししている事例が見られます。九州は全体的に迫らない鷹揚な人々が多く、特に福岡県の方々は大胆なオープンマインドと繊細な内向性特徴と感じられます。ビジネスライクな人付き合いよりは、内面の信頼関係を重んじた人間関係に重きを置くため、紹介での入職の場合もある程度の人付き合いは少なからず発生すると認識して良いのではないでしょうか。

アルバイトは、需要と供給とも均衡していると言えますが、常勤の転職以外(つまりアルバイトのみ)では大学からの派遣で充分間に合うという病院が多く、医師転職サイトで見られるアルバイト状況は医局派遣で充足できなかった枠や、募集する診療科目の医師の多寡によって左右されるようです。

経験5年以上の勤務医も余暇にアルバイトを希望されますが、福岡では大学院生のアルバイト希望が他府県より多く見られます。検診、当直など研究と勤務に空き時間に出来るスタンダードな内容の需要が高いです。

九州・沖縄地区:転職コンサルタント 近藤